2017年10月28日

ゆびわものがたり3 ダイヤモンド

「A国の鉱山へ行ってくれ。」
指令が、出された。
彼に、選択権はなかった。

A国に着いて、ガイドを探した。
親切そうでもなく、欲深かそうでもなく、
賢そうでもなく、愚かそうでもなく、
高すぎず、安すぎず、
当たり障りのないように見える
その男に決めた。

鉱山は、秘密の場所ではなく、
許可さえ取れば、誰でも掘れた。
いろんな国の怪しい奴らが、
ガイドを連れ、穴や周りをうろついていた。
麓には、一応、鍵のかかる扉のついた宿屋と、
何のものかわからないが、肉を食わせる飯屋があり、
一ヶ月そこを寝座にし、鉱山へ掘りに行った。

大物を見つけた者は、すぐ噂になり、部屋を荒らされた。
命を落とすものも、何人かいた。
私は、何も見つけなかったふりをして、靴下の中にそっと隠し、
鉱山と宿屋を行き来していた。
それでも、何度か部屋を荒らされ、半分持って行かれた。
帰り直前、ガイドが姿を消し、残りの半分も消えた。
空港で、持ち出し可能な限度を超えていると、又、半分取られた。
到着して出てきたスーツケースは、カギが開いていて、ほとんどなくなっていた。

残ったのは、一粒のダイヤ。
空港を出て、すぐに職人のところへ行き、仕立てた。
それが、この指輪。
指輪 ダイヤモンド.JPG
*******
西荻窪 ニヒル牛さんに納品しました。
ガラスのダイヤ指輪 サイズは12号です。

posted by say-go at 00:01| 東京 ☀| Comment(0) | ゆびわものがたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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